何か月ぶりの更新じゃ
特にブログネタはない。が、ずっと放置もあれなんで無理やり書くよ。
この絵、グリザイユ画法で塗ろうと勢い立ったものの……な一品。
厚塗り系統って果てがなくて難しいですね。服のシワとかくどいよなぁ。
やっぱいつも通りの塗りが楽、というか好きだからいつも通りの塗りになるのだなぁと結論が出ました。
でも灰色でガシガシ形を作っていくのは楽しいぞ。
おぼえていますか
初代マクロスこと「超時空要塞マクロス」とその映画「愛・おぼえていますか」を見たよ。
huluにあったテレビシリーズ。一年アニメだと勝手に思っていて、計36話と書いてあったのでハードルが下がり見始めたのがきっかけでした。
あのね、わたしね、これ好きです。
ロボットには正直興味ない勢なのですが、マクロスの目玉は人間関係も含まれているのでそっちメインで楽しみました。
でも移動しながら変形するのは見てて楽しい。
AKB0048のセリーがコックピットに変形するシーン大好き星人。
というわけで輝とミンメイの関係性がとってもたまらん!という話をさせてください。
まず「私の彼はパイロット」の歌詞ですけど、『青い大空ラブサイン』ってフレーズよ。
青いっつーことは地球の空ですよ。
最初の輝は民間人で軍人として飛んでたわけじゃないからね。それだと青い空ではなく銀河背景になりますから。
その部分だけで正直、めっちゃイイ……となります。
この歌詞をミンメイはきっと深く考えずに歌ってるんだろうな…
対して輝はどう思って聞くのだろうな、とか考えるとたまらん。
テレビシリーズのミンメイってまだまだお子様で少女でしかないんですよね。
色恋沙汰、男女とかたぶん頭にない。もっとふわふわした感じで捉えている、ように見える。
名前を言いたくないあの人ことカイフンに対しても幼いころ憧れたカッコいいお兄さん像のまま傍にいることを選んだんじゃないかなぁと思う次第。
で、戦後、カイフンがアレな男であることがミンメイもしっかり認めて輝を思い出す。
ここだけ切り取ると非常に都合のいい女であります。でも愛おしいんだよ!!
輝はよォ、ずーっとミンメイの事見てたし考えてたんだよ。なんでそれに気付かないかなああ!!!って思いながら見てたし今も思ってる。
わたしは悔しいよ、きっとミンメイにとってずっと傍にいてくれる、好きでいてくれる男をミンメイ自身がみすみす逃してしまったことが。
輝ももっと自身持ってもっとガンガン行って!と思うと同時にしょぼしょぼ~と弱気になる気持ちわかるよ…
仮にもカイフンって男前みたいだし、ミンメイもあっちの方がいいよなってなっちゃうの辛いよね…
しかも自分は軍人でいつだって死と隣り合わせだし。
でもそれだってミンメイを守るために選んだ道なんだよなー!!それが枷になっちゃってんだなぁ。辛いなぁ(何回言うんじゃ)
で、輝と未沙さんがくっついたことに異論あるのか?って尋ねられるとそれはないです。
ちゅーかあれで未沙蹴ってミンメイとくっついたらたぶんわたし輝にもミンメイにも「えーっ」って思ったと思う。
ミンメイポスター上下逆さに張りなおすシーン可愛すぎて一瞬未沙さんに転びかけたからな……ちょろい。
こういうと選ばれなかった補正で好きなのか?って話になりそうだけど、ちょっとは掛かってるのかもしれない。
いやでも、それを置いてもミンメイが好きだ。
カイフン登場してからしばらくはなんかひどい女感あったけどな。
でもそれに関しては未沙さんもライバーさんと重ねててそれは失礼だよ!
ってなったし……。(ライバーさんがどういう人だったかまったく描写ないけどたぶんきっとカイフンなんぞよりいい男であろう)
っていうかどうやってもカイフン絡むと「あん?」ってなるからダメだな。
あとマフラーのくだりの輝はほんとにひどいと思いました。女と会うときに他の女からのプレゼントとかしていくんじゃない。
今までの好感度貯金がなければマイナスになるところ。
フォッカーパイセイ叱ってやってくれ……きっと真剣に相談聞いてくれるんだろうなぁ……
で、愛おぼのミンメイはテレビシリーズとは打って変わってしっかりはっきり輝にアタックして振られる。
結果は同じでも過程が違う。一粒で二度おいしい。おいしいのか?
好きなヒロインがいろんなパターンで悲恋を迎えるのを見て喜んでいいのかしらんが、でもどっちのミンメイも好きじゃ……
テレビシリーズだと僅差でミンメイ派なんですけど、愛おぼだと断然ミンメイ派ですね。
テレビシリーズのミンメイはアイドル活動においてスタミナとして疲れてるシーンはあったけど、愛おぼだとメンタル面でちょっとお疲れ気味なんですよね。結構大きな差。
後者の疲れの方がリアルというか、テレビシリーズのミンメイってタフよね…好き。
元気で良くも悪くも素直でちょっと困った女の子。振り回されたいし、こう振舞えるなら振舞いたいものである。
それはそうと愛おぼのミンメイ不憫過ぎんかね。
ゼントランに取っつかまって二組に分けられたあれで運命決まっちゃったもんな。
まぁ捕まったのは輝がミンメイのおねだり(というほどでもない)に応えたからだけど。
地球が滅ぼされ、故に両親が亡くなってしまったことを知り、輝に振られて。そして『もうひとりぼっちじゃない あなたがいるから』と歌う。歌いきる。
最高にカッコいい。
最後の未沙さんとのアイコンタクトのシーンを見てミンメイはもう大丈夫だと思える構成。にくいね!
アイドルであり続けるエンド。そこは変わらないけどテレビシリーズよりずっと希望がある余韻ですごくいい。映画として好きだわ。
ということでざっくりマクロス感想でした。
フォッカークローディアとかマックスミリアとかマクロス潜伏三人組とかエキセドル参謀可愛いとかいっぱい触れたいことはありますが、以上!
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D.C.P.S.天枷美春ルートを終えたので感想。
いやね、このルートかつてないほどの不快感があるんです。なんで文句です。
純一とロボ美春の恋愛物語だけに焦点を当てれば切なく美しいお話ですけど、オリジナルの美春の存在が脳をちらちらよぎる。
ゆえに音夢と同じ感覚になっちゃう。
眠っている間にロボ美春に純一への気持ちを暴露されたあげく、タイムカプセルも掘り出され、音夢は初音島を出ていってしまっている。
一体美春(オリジナル)が何をしたっていうんだ、ってくらい可哀そう。
せめて美春が純一に対してなんとも思っていなければ、普段からネジをぶらさげていなければ……
純一がロボ美春に対して惹かれるのも別に構わんし、妥当なのかもしれないけど眠っている方の美春の尊厳とは。あまりにもむごい。
しかも純一が他の子のルートにいくとタイムカプセルはあのままだし、不憫度マシマシ。
純一の中でロボ美春との恋は終わって、また新しくオリジナルの美春と恋が始まるか?無理でしょ。
ハッピーエンドっぽく描かれてる分余計にモヤモヤしますね。
だいたいロボ美春の誕生日はオリジナルが昏睡状態に陥った日で、あの子自身の誕生日ではない。
音夢の主張の方を持つよ、わたしは。
学校も春休みに入った以上、これ以上天枷美春を演じる必要はない。お役目御免状態でしょうよ。少なくとも正体を知っている音夢に対して誕生日会に呼ぶ必要はないでしょう。
倫理観狂ってるとしか思えない。
天枷美春の代わりではなく、純一と二人で過ごせばええやないの。
限界近いんだし、下手打ってまた煙出したらどうすんじゃ。
どうしても誕生日会エピソードしたいなら、毎年やってるから今年だけやんないのは不自然だ、みたいな一文よこして下さい。
以上。
準に関する考察
連続更新である。
準(と景)の家庭環境って最初からアレだったわけじゃなくてさ、途中でおかしくなったぽいんだよな。オムライスを口にした時のモノローグ見る限り。
彼女はふつうの家族を知ってるんだよ。そこから突き落とされてんだよなー。辛い。たぶん母親のことも父親のことも、妹のことも好きだった。でもいつの間にか自分の知らないうちに突き放されて嫌われてしまった。しまいにゃ妹にすら嫌われることになってしまった。
知ってるぶん、また手にしたい気持ちが強くなってしまう。しかしまた失うのは怖い。準EDは準はまた幸福から不幸に突き落とされる恐怖と戦うということになるのか?(ネガティブ)
家族も司も手に入れることに準のメンタルは持つのか?と考えると準は司とくっつかない方がむしろいいのか?これは考えすぎだろうか。
でも実際準EDの二人は結ばれた描写ないもんなぁ。一応ギャルゲーだしそういう描写を一文くらいいれてもいいはずだろう。でもない。やっぱ司×準は捏造カプでしかないのか……(更にネガティブ)
末莉は家族にも家族計画にも一見一番執着してるように見えるけど、あの子は司が欲しかっただけのように思えるんだな。最初はほんとに純粋な願いだったんだろうけど。
いつだったかの屋根で「特に、司さんにはいっしょにいてほしいです」
っておかしいよね。みんなと一緒にいたいって言ってるのに、司を名指しで言ってるのは。無理やり末莉が繋いだ計画は、末莉のこの言葉で本格的に歪んだんじゃないかなぁ。
女として司を求めてる言葉だと思う。何も問題はないがすっごい意地が悪いようにも見えるかな。自覚がない可能性も?
各々の血のつながった家族について。
春花は知らない、だから知りたい。手に入れられなくてもこの際構わない。もっと貪欲になって…
青葉も知らない、いらない。爺ちゃん(との記憶)だけでいい。
真純さんは母の愛情は知ってる、だから彼女もそれを人へ与えられる。
末莉は甘いレモン、心のどこかで両親は自分に興味ないことを分かっている。だから欲しい。
寛は家族がいた。それも守る側の立場も守られていた立場も知っている。でも守っていくべきものを捨てる形になってしまった。
司は物心つく頃にはもう天涯孤独の身だった。両親の記憶がない、ゆえに恨み望まずに生きてきた。
両親役になる寛、真純は家族を少なからず「知ってる」ってのは高屋敷家にとってミソでしょうか。
己の中の想像の家族を押し付けて作り上げたのが末莉ルートの二人かな、とわたしは否定的に見てます。