誰よりも大切だから

だいぶん熱も引いてきた0048を冷静に評価しようの巻。
一期に関して言うともう、完璧なんすよ。実際。
「わたしこれ好き……問答無用で大好き……」って感じである。
なので二期について。「はあ?」とか「えー……」とか思ったあたりを書き連ねてまとめてみようと思う。
つまり批判的でマイナスな感想である。キャラクターは特に凪沙。
では行こう!


一期から共通して言えることなんだけど、「どうせ凪沙が空いてるまえあつ襲名すんでしょ」っていうメタ目線で見てたからそのまんまなのがなんかアレなんだよ!
あと、智恵理さんは中の人的に「絶対中途半端な扱い出来ないんだろうなあ、このキャラ」とやっぱりメタ目線で見てたから、例のセンターノヴァ着任。がっかりだよね。こんな目線の己も含めて。
推理モノの犯人が役者でわかっちゃう感じの虚しさである。
凪沙の襲名に至っては映像特典で演じてた子が「結局襲名したの?あれ?」みたいな反応してたのも含めて不憫である。結局智恵理の方が扱い上かーいみたいな。さすがAKB、序列がはっきりしてるぜ……。
とはいっても美森さんのアンダーに入った回以降凪沙あんま好きじゃないんだけどね。
あのエピソードいる?ステージ終わってからゆうこさんと智恵理さんに宣言すればよくない?正直不愉快だよ、あの凪沙の行動。
6話でペットボトル倒した織音ちゃんにすぐ駆け寄ったりした凪沙は素直に「ええ子や…」と思えたし好きなんだけどな。
4話の美森さんの「ハッスルですわよ~」に「ハッスルー!」ってすぐ返すところとかも好き。

で、二期の不満点といえば、凪沙のすごさがいまいち分かんないところ。
智恵理さんはずっとカリスマ性を発していたし、美森さんも丁寧に描いてもらってたように思えるけど凪沙はまじで分からん。友歌ちゃん織音ちゃんと比べてそんな大差ないようにわたしは思うんだな。
それでいて作中でキャラに「すごいよね」って言わせて上げ描写があるのも気に入らん。せめてモブに言わせろ。これは命令である。智恵理パパが撃たれる回のまこっちとか美森さんの会話です。

最後!
センターノヴァ関連そのもの。
女の子たちの手のひらサイズの葛藤とか成長とかそういうものを楽しむ作品だと思ってたから、いきなり話のスケールが大きくなってついていけません。
サクラ大戦終盤のサタン登場くらい戸惑ったぞ。あっちはもうぶっ飛びすぎてて逆に楽しめたけど。
っていうかね、最後の智恵理さんのしたこと「結果的には壮大なマッチポンプじゃん」と思うのですごい複雑な気持ちであります。
DES軍やらゾディアックはセンターノヴァの持つ輝きを欲している。
→智恵理センターノヴァになり圧倒的な力でいったん戦艦を追い払う。
→まだまだ平和になったわけじゃないけどわたしたちの戦いはこれからだ!
って、なにそれ!!虚しい!!!
一見、センターノヴァの輝きと力すごい!キララもめいっぱい!何それ無敵じゃん!と思わせておいてそれは悲しすぎる。
なんでこんな苦いエンディングなの……orz

センターノヴァの輝きなんぞ所詮キララが好むだけで、生身の人間を突き動かす力とは別個であってほしいものです。
キララは機械的に輝きに反応するけど、人の感覚はそれに加えて日頃の行いも評価にプラスしていくじゃないですか。
ようするにバックボーンですよ。ずっと影に隠れて頑張ってきた、って部分をきっとキララは評しない。頑張った結果伴った力のみの判断しかしないのだ。
そしてその「頑張った結果伴った力」より大きな「天性の輝き」の方がやつらは好きだと思う。
死んでから評価される芸術家とかそんなんはキララ的には「知らね」って言うよね、たぶん。
ま、そこらへんの調整をツバサさんやら巫女さんは考慮して襲名とか決めてるんだろう。
わたしは分身しちゃったり戦艦とタイマン張るアイドルより、見ていた観客の瞳にハートを点火(そのまんまの意味で)させるアイドルの方が応援したくなるかな!


付け加えると最終回のゆうこさんの扱いが若干雑なところも不満。
まあ要するに好きなキャラがいまいちな扱いなのでムカつく!って話なんだけど。
狂言回し終わったあとだからポイーってされた感ある……つらい。
本人は満足してるし細かいとこはネチネチしないだろうからわたしは飲み込もうと思うけどね。
でもね!次の総選挙では華麗に再び一位を取ってくれ!!